さて、バスケット日本代表のユニフォームは「赤」「白」「黒」に決定したわけですが、日本のスポーツ競技では特にナショナルカラーを採用している訳ではありません。
ナショナルカラーとは、ユニフォームを見ただけでどこの国かが一発でわかるように
決めている「色」のことです。
例えば、オランダ=オレンジ、アルゼンチン=白×水色、ブラジル=イエローなどです。
競技によってデザインに差があってもナショナルカラーを使うようになっています。
いつか日本でも導入すべきだ! という議論もたまに浮上したりします。
日本では同じ競技であっても、男女ですら異なる色やデザインを採用している場合も多くあります。
統一カラーを使っている競技で最初に思いつくのはサッカーでしょう。
男女、アンダー、フットサルと「サムライブルー」と言われる青系で統一されています。
写真は1つ前のデザインですね・・・
サッカーの初期のころは代表は選抜ではなく、大学やクラブチームなどの単独チームで構成されていました。
そのため、ユニフォームもそのチームのユニフォームがそのまま使用されていました。
日本代表としての選抜チームで優勝した1930年の極東選手権大会の代表の色がライトブルーだったそうです。
当時の代表選手は選抜とはいえ、大半が東京帝国大学の選手でそこのチームの色に倣ったものだと言われています。
もちろん日の丸なら「赤」でしょ!
という意見もあり、1988年~1991年は代表ユニフォームに「赤」が採用されたこともあります。
ところがこの期間は成績が振るわず、監督更迭と同時に「青」のユニフォームに戻されました。
最近では、ロンドンオリンピックの際に限定で「赤」のユニフォームが復活していましたね。
男女ともに良い成績を収め、過去のトラウマからは脱却したのかも知れません。
さて、そのサッカーユニフォームに関する研究ですが、イギリスの心理学者らによる研究で、「ゴールキーパーのシャツの色がPK(ペナルティキック)の成功率を大きく左右している」ということが発表されています。
赤いシャツのゴールキーパーに対してPKを決めるのは、
キーパーのシャツが青や緑の場合と比べ2倍近く難しいというのです。
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