欧米の靴を試しに履いてみたところ
幅が窮屈で足に合わなかった経験はありませんか?
俗に、日本人の足は甲高幅広で、スマートな欧米の
靴は合わないと言われています。
足の長さはかかとの後端から最も長い足の指の
先端の長さを、足のセンター上で測ります。
これを「足長」といいます。
英国は日本に比べて足長の平均が約16mm、
米国も日本の平均より14mm長いそうです。
一般的な靴のサイズで見てみると、日本の平均は
25.5cmに対して、英国・米国は27.0cmになります。
靴の構成比で見ると日本は23.0cm~28.5cm
(12サイズ)で99%以上を占め、英国・米国は
24.0cm~30.5cm(14サイズ)で99%を占める
そうです。
だから日本ではこの12サイズの靴が一番多く
流通しているのですね。
バスケット競技は皆様もご存知の通り、身体の
大きな人がたくさんいます。
実業団やプロ選手などはメーカーも特注で
作ってくれるのでしょうが、一般的には
29.0cmや30cmの靴を探すのも大変です。
今、社内を見渡してみても、28.5cmのバスケット
シューズの在庫は数種類ありますが、29.0cmを
超えるサイズの在庫は残念ながらありません。
メーカーの生産量も12サイズから外れたサイズは
少ないのではないかと思います。
では、「足の大きな人はどうすればいいのか?」
そこで、登場するのがオーダーシューズです。
バスケット以外にもバレーボールやハンドボール、
陸上など各競技で用意されています。
ただ、オーダー製品のためお手元に届くまでに
約1月ほどかかります。試合の日程、ならしの時間
などを考慮して、早めにオーダーを掛けることを
おすすめします。
本コンテンツは、アシックススポーツ工学研究所著の 「足と靴の科学」、スポーツシューズカタログ、 メーカー担当者による商品説明等を参考に編集しています。
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